おうち英語お悩み解決法

おうち英語の読み聞かせ|子どもが食いつかない理由と心が動く読み方

せっかく絵本の読み聞かせをしていても、
子どもがなかなか食いついてくれないこと、ありますよね。

今日は、先日の朝ライブでも少しお話しした、
「我が家の読み聞かせで起きた出来事」を、改めて書いてみようと思います。

読み聞かせで子どもの反応が変わった瞬間|課題本に食いつかなかった子どもの反応

私は現在、音読協会のインストラクターとして
平日朝6:20から行われている「多読タイム」を、月に1週分、担当しています。

多読タイムとは

みんなで同じ時間にあつまり、絵本(課題本)を音読&多読しようというもの。英語力を伸ばしたい大人の方や、多読に進んでいるお子さん向けの時間です。

音読協会公式サイトの説明≫

今月の課題本は

“Lizzie Zipmouth”

 でした。

イギリスの児童書で、イギリス英語がたっぷり。
主人公は女の子のリジーです。

正直に言うと、
「うちの息子たち、食いつかないかも…」
と思いながらの読み聞かせでした。

予感は的中。
お人形の描写も多く、男の子にはピンと来ない様子。

私は「仕事で使うから」という理由で、
1日1〜2チャプターずつ、淡々と読み進めていました。

私自身も、イギリス英語に少し読みにくさを感じながら、
ゆっくり、慎重に。

読み聞かせで子どもが変わる理由|物語に引き込まれる体験

 変化が起きたのは、3日目。
チャプター4、5あたりから、物語が大きく動き出しました。

リジーは、母親の再婚で新しい家族と暮らすことになり、
心を閉ざしてしまった女の子。

“Zipmouth”――
口を閉じて、何も話さなくなる。

そんなリジーが、義理のお父さんのおばあちゃんと出会い、
大切なお人形を通して、少しずつ心を開いていきます。

やっと笑顔が戻った…
そう思った矢先、そのおばあちゃんが脳卒中で倒れてしまう。

その場面に来た瞬間、
私は自分の祖母のことを一気に思い出しました。

阪神大震災の1ヶ月前、
一晩で世界が変わってしまった、あの日のことを。

トコ
トコ
この辺りから、ぐっと胸に込み上げるものがありました…

読み聞かせで子どもが変わる理由|親の感情と読み方の影響

気づけば私は、子どもたちそっちのけで物語に入り込み、
涙をこらえきれず、途中からは号泣しながら最後まで読み進めていました。

すると――
それまで興味がなさそうだった息子たちが、
いつの間にか隣に座り、じっと最後まで聞いていたのです。

私の声のトーン、間、感情。
そのすべてを、子どもたちは感じ取っていたのだと思います。

この体験で、あらためて強く感じました。

日本語でも英語でも、
読み聞かせで一番伝わるのは「親の気持ち」だということ。

親がその本を知って、
好きになって、
心を動かされながら読む。

それだけで、子どもの食いつきは本当に変わります。

おうち英語の読み聞かせのコツ|練習ではなく体験にする関わり方

だから私は、講座の中で
ただ「読む練習」をすることはしていません。

まずは、お母さん自身が
一冊一冊の面白さや深さを感じること。

そこが、読み聞かせがうまくいく一番の秘訣であり、
親子の時間を「一生残る物語」にするカギだと思っています。

Lizzie Zipmouth は、
私にとって忘れられない一冊になりました。

こういった経験は、日本語でも英語でも同じ。

みなさんの心に残っている親子の絵本は、ありますか?

トコ
トコ
心に残る絵本が増えていくことこそが、
おうち英語のいちばん豊かな形だと思います。