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ドクタースース絵本の魅力とおうち英語効果に差が出る取り入れ方とは?

こんにちは、トコです。

アメリカで有名な絵本作家の一人、ドクタースースってご存知ですか?

中学から英語を始めた私には、はじめ、あまりその良さが分からず、子どもたちに読み聞かせるを避けていました。

でもアメリカに住む姉から何冊か勧められたのをきっかけに取り入れてみると、その素晴らしさに気づきました!(数年越しで・・・)

トコ
トコ
その魅力と、取り入れ方の違いで、おうち英語効果に歴然とした差が現れた、我が家の体験についてシェアしたいと思います。

ドクタースース(Dr. Seuss)とは?

ドクター・スースとは、1904年生まれのアメリカの人気絵本作家で、英語圏の人なら知らない人はいない、といういうくらい有名。

幻想的で個性的なキャラクターと奇想天外な話の展開、そして韻を踏んだ_文章のリズムが特徴で、世界各国で愛されています。

1991年に逝去した今でも3月2日の彼の誕生日は、読書の日(World Book Day/Dr.Seuss Day)とされているほど。

アメリカ全土の学校では、この週を「ドクタースース習慣」(Dr.Seuss Week)としているところが多く、子どもたちがドクタースースの好きなキャラクターの格好をしたりするイベントがたくさん行われています。

日本でも彼のたくさんの作品が翻訳されているので、彼の絵本を本屋や図書館で目にしたことがある人はいるのではないでしょうか。

一方で、アジア系や黒人の描写の仕方であるということで、出版停止になっている作品がいくつかあることも知っておきたい。

それはさておき、世界中で翻訳され、何億部と売り上げを上げてきた彼の数々の作品は、非常に面白くて、子どもたちにも大人気。

トコ
トコ
そして最大の特徴である「韻を踏む文章」を楽しむには、やっぱり原作を英語のまま楽しむことがおすすめなんです。

作家ドクター・スースについて簡単に説明されたYou Tube↓

参考にしてみてくださいね。

ドクター・スースの絵本の魅力

そこまで人気を誇るドクター・スースの絵本の魅力とは一体何なのか。

その魅力を以下に2つ紹介したいと思います。

ライミング(韻を踏む)が楽しい!

韻を踏むことは英語で rhyming(ライミング)と言います。

ライミングは英語圏で言葉を習得する際、家庭でも学校でも特に重視されています。

国語の授業で文を読んだ後、

・どこがライミングしているか答えなさい
・ライミングする文章を自作しなさい

という問題が宿題として出されたりするほどこの「ライミング」を重要視しているんです。

絵本作家もなんとかライミングする文章を作るために必死に内容を考えたりするくらい。

ドクタースースの絵本は、このライミングをふんだんに取り入れていて、ライミングのオンパレード!

例えば、「Green Eggs and Ham」 という彼の代表的な絵本では、このような韻が使われます。

I do not like them in a box.
I do not like them with a fox.
I do not like them  in a house.
I do not like them with a mouse.

“box”と”fox”, “house”と”mouse”。

韻を踏む言葉がストーリーと共に効果的に使われています。

日本語では、五七五のリズムが特に重視されますよね。

絵本の文章に限らず、標語なんかも五七五をベースに作られていると、すごく読みやすく、思わず声に出して読みたくなります。

トコ
トコ
英語ではライミングがこれと同じような効果を出すんです。

声に出して読むと、自然に文章のリズムをつかむことができるので、ドクター・スースの絵本はおうち英語でも音読をするととてもおすすめです。

奇妙なストーリーと面白いキャラクターにくぎづけ!

ドクター・スースの絵本の特徴はとにかく奇想天外なストーリー個性豊かなキャラクター

イラストレーターでもあるスースが描く個性的なキャラクターは、見た目や格好が面白いだけでなく、型破りで、常識を超えた行動で読む人を惹きつけます。

先ほど、「韻を踏む」ところで紹介したGreen Eggs and Ham

そのストーリーはというと…

「グリーンの卵とハムはいかが?」とすすめるサム。「いらないよ」と断っても断っても全然めげる気配はありません。どこまでもどこまでもトレーを持って追いかけていきます。山を越えトンネルを抜け、ついには海の中へ…。

引用:英語絵本ワンダーランド

 

そもそも緑色の卵とハム?!?!ってなりますよね。

あまりにもしつこいサムにどこまでも追いかけられ、とうとう一口食べてみると…?

最後どうなったのか、是非絵本で楽しんでみてくださいね!

6才長男が夢中になるまでの道のり

我が家の長男への影響が大きかった、Dr.Seussの絵本。

その息子が2年前と2年後、同じ作家の絵本を与えた時の反応とその効果の違い、ビフォーアフターをここでお伝えしたいと思います。

ビフォー:全然反応してくれなかった2年前

アメリカで生活している私の姉に2年ほど前、おすすめの英語絵本を送ってとお願いしました。

まだ私がおうち英語を始めたばかりで失敗ばかりしていた時期です。

それが、先ほどから紹介している、”Green Eggs and Ham”(緑の卵とハム)。

繰り返しのフレーズと奇妙な話の展開で実は私自身、「何が面白いのかな?」と、その良さが分からなかったんです。

でも「本場の英語絵本だ」と思い、4歳だった長男に意気込んで読み聞かせてみました。

結果、撃沈💦

息子は全然反応してくれませんでした。

数回読み聞かせてみたものの、「これは嫌」とはっきり拒絶。

なぜ上手くいかなかったのか?

それはこの本の良さを私が理解してなかったから。

私自身が、ライミングの意義や効果、面白さをよく知らずに読み聞かせをしたから

上手くいかなかったんです。

子どもも私が思っている様に「この本は面白くない」と思ったんですね。

アフター:2年後、一気に一人読み!

私は、音読協会の読み聞かせ講座で、ライミングなど読み聞かせについて深く学びました。

そしてそれを知った上で、最近、Dr. Seussの別の絵本を息子に読み聞かせてみたんです。

それがこちらの

「One fish Two fish Red Fish Blue Fish」

すると驚くほど長男の反応がありました!

絵や文字一つ一つに反応して私と英語で会話しながら63ぺージもある本を一気に読み聞かせ終了。

トコ
トコ
ライミングの面白さや意味をしっかり学んだ上で読み聞かせるとこんなに効果が違うんだ!と感激でした。

そして次の日、リビングにしれっとその本をおいていると、息子がなんと1人でどんどん読み始めたんです。

63ページの長い絵本を20分ほどかけて、全て1人で音読。

その時の様子を撮った動画↓

途中から英語が苦手なパパに息子が読み聞かせをしていました😅

これまでも1人読みができていた長男ですが1回私が読み聞かせただけで、次の日に全て自分で読んだことは初めて。

しかも自ら絵本を開いて長い絵本を飽きることなく最後まで読み切ったのはかなりの驚きでした。

親である私がライミングの楽しさ、面白さ、重要性をしっかり理解した上で読み聞かせたことで読み方や姿勢が2年前と全然違ったんだと思います。

自分でも「読んでいて楽しい!」「この絵本の面白さはここ!」と思いながら読み聞かせができていました。

皆さんも、「ん?この絵本、何が面白いの?」と思いながら読み聞かせていると、きっとお子さんにもその気持ちが伝わってしまった、という経験ありませんか?

やはり絵本は、読み聞かせる親がその良さと面白さを知った上でやるのと、そうで無いのとでは、全然読み方も変わるんですね。

私はドクター・スースの絵本を通じて、今回身に染みて感じました。

ドクター・スースおすすめの絵本

ここでは、是非おさえておきたいドクタースースの代表的な絵本をいくつか、おすすめの順に紹介していきます。

後半には、3才以下のお子さんでも楽しめる絵本を2つあげていますので、参考になれば嬉しいです。

The Cat in the Hat(帽子をかぶったネコ)

ドクター・スースといえば、The Cat in the Hat!と言っても過言ではないくらい、代表的な作品。

赤と白のボーダー柄で、縦長の帽子。赤い蝶ネクタイ。そんな特徴を持つネコのキャラクターは何度も彼の絵本に登場します。

雨の日に留守番をして退屈していた僕とサリー。突然現れた奇妙なネコが「一緒に楽しいことをしようよ!」と言いながら家中のものを荒らしながら遊んで駆け回ります。

「The Cat in the Hat」は200語程度の初心者向けの単語だけで構成されていて、そんな 限られた数の単語だけで韻をふんだり、面白いストーリーが展開していくんです。

リズム感がよく、簡単な単語が多いので、読みやすい。そして次は何が来るの?と展開が知りたくなるストーリー。

きっと最後まで一気に読み聞かせしてしまうはずです。

題名の中にも、「CAT」「HAT」が韻を踏んでいるのに気づきましたか?

邦題の「帽子をかぶったネコ」ではその良さがわかりませんよね。

この本だけではなく、ドクター・スースの絵本はぜひ英語で読み聞かせしてあげたい絵本です。


One Fish, Two Fish, Red Fish, Blue Fish

こちらは先程お話しましたが、私の長男が一気に一人読みした絵本。

題名の意味はそのままで、「1匹の魚、2匹の魚、赤い魚、青い魚」。

海の中や森の中、面白いものはそこら中にある、という文から始まり、個性的で奇妙な出来事やものが次々と紹介されていきます。

ドクター・スースの絵本は結構ページ数にすると長いんですが、

奇想天外のストーリーと簡単な絵英語だけで展開されていることから、一気に読んでしまうことがほとんどです。

4歳の次男にも最後まで一気に読み聞かせできますし、息子も内容に興味津々。

絵がツッコミどころ満載なので、英語や日本語で会話しながら進めていけます。

小さいお子さんでも楽しめるのでおすすめです。

 

Green Eggs and Ham

こちらも、名作としてすごく有名です。

でも2年前の私のように、ライミングのことを知らなければ、きっとあまりハマらない絵本だと思います。

なぜかというと、あまりにも内容が奇妙だから。😅

「Sam-I-am」というキャラクターが、主人公に対して「みどり色の卵とハム」をめちゃくちゃ勧めてくるんです!

山を越え、海を越え、トンネルを越え…いろんな動物が登場してきて、どこまででも追いかけてなんとか食べさせようとします。

ライミングや英語絵本の読み方を分かった上で読んでみると、すごく興味深く感じると思います。

是非2、3冊目くらいに挑戦してみてほしい一冊です。

 

次に3才以下でもおすすめのドクタースースの絵本を2冊紹介します。

Dr. Seuss’s ABC

こちらは、ページ数は多いものの、各ページ1、2行で大きな字で書かれています。

なので、小さなお子さんでも楽しくABCと、各アルファベットから始める単語をたくさん学べます。

韻を踏んだ言葉遊びも満載です。

そしてスースの絵が奇抜で、面白い!

おばさんがワニに乗ってたり(”Aunt Annie’s Alligator”)

天井にラクダが歩いていたり(”Camel on the Ceiling”)

10匹の亀が木の上に寝ていたり。(”Ten Tired Turtles on a Tuttle Tree”)

意味がわからない語彙が出てきても、面白い絵が理解を助けてくれます。

知らない単語もあまり気にせずに楽しんでみましょう。


Mr. Brown Can Moo! Can You?

こちらも、1ページ1、2行の英文で簡単な語彙でページも少なめ

Mr.Brownがいろんな動物の鳴き声や物音を真似して見せます。

その後、毎回、あなたもできますか?「Can You?」と必ず出てくるので、お子さんと一緒に真似してみるととっても楽しく読み聞かせができますよ。

ママが疲れていて読み聞かせがしんどい時ってありますよね。

そんな時は、こんな風に短くて、でも親子でコミュニケーションをとりながら子どもも満足してくれる絵本がおすすめですよ。


絵本と連動できる動画と音声

ドクター・スースのいいところは、絵本がそのまま動画になってYou Tubeなどで視聴できるところ。

読み聞かせの音声も、バックミュージックや効果音がたくさん入った良質な音声が簡単に手に入ります。

なので、絵本と、動画、かけ流しの3つを連動させることができるんです。

この「連動」が、おうち英語の効果を何倍にも増やしてくれますよ。

私が使っていておすすめのものをいくつか紹介しますね。

Dr. Seuss Beginner Book Video

まず絵本を買って、読み聞かせをすると同時に、私が音源として使っているのがこれ

絵本の登場人物ごとにナレーションの声が違っていて、効果音も程よく入れられています。

↑これは先程おすすめの絵本で紹介した”Dr. Seuss’s ABC”ですが、そのほかもたくさんあるので、音源に取り入れるなら絶対これがおすすめ!

トコ
トコ
前の日の夜に読み聞かせたものが、次の日の朝に音声だけで流れていても、絵本のページが蘇ってきます。子どもがたちが想像しているのが見ていて分かるんです。

ドクター・スースの世界が漫画になった動画

こちらは、「赤い帽子」を被った猫が主人公で楽しいお話になった動画です。

途中で歌もあって飽きさせません。

いくつかドクター・スースの絵本を楽しめるようになったら、馴染みのキャラクターが出てくるので、お子さんも興味を持って見られるようはずです。

英語もすごくはっきりしており、わかりやすくおすすめですよ。

↑これは”A Winter Long Nap”という内容で、冬眠”Hibernation”について、クマさんが歌やダンスで楽しく教えてくれますよ。

まとめ

アメリカの絵本作家ドクター・スースについて、その魅力とおすすめの理由を紹介してきましたが、いかがでしたか?

おうち英語を始めたら、一回は目にすることがあるドクター・スース。

日本語の絵本にはない奇抜なキャラクターや奇想天外なストーリー、そしてライミング

これらを楽しめるのも、英語絵本でおうち英語を進めるからこそ味わえる魅力です。

お子さんだけでなく、ママもぜひ一緒にドクター・スースの世界を体感してみましょう!

失敗から急成長したおうち英語、トコのメルマガで限定公開!

始めは失敗続きだった私のおうち英語。

でもその失敗があっがからこそ、正しいマインドとやり方を身につけてから、この1年間で子どもの英語力は急成長。

その中で1番効果的だと感じてきたのが、「ママの絵本読み聞かせ」と「ママの英語での語りかけ」。

この2つは、英語が得意なママでないと、なかなかハードルが高いと思いがち。

でも英語が苦手で日本語英語の発音のママであっても諦めないでください。

大事なのは「ママ」が絵本を読み、「ママ」が語りかけることに最大の意義があるんです。

なぜなら、子どもは基本的にママが大好きで、ママの言葉、仕草、行動、全てに大きく影響を受けるから。

ただし、

・親が持つべきマインドとアプローチの仕方
・絵本、動画、かけ流し、語りかけの取り入れ方

これにはコツがあります。

親が正しい知識を持ち、一つ一つ効率的に行えば必ずあなたのお子さんも英語を自由に使えるようになります。

おうち英語だからこそ、ママだからこそ、幼少期の英語習得は上手くいく

そう確信しています。

そこで私自身の失敗談や成功体験全てを詰めて、息子たちが自由に英語を使えるようになった方法をメルマガで公開することにしました。

ちなみに、高校教師として経験してきた中で考える学校教育の話や、様々なおうち英語業界の裏の話までしているメルマガとなっています。

子どもの英語教育の表も裏も知ることで、よりクリアな視点でおうち英語を捉え、納得した上で実践してもらえるはずです。

私でしか知らない情報が詰まっているので、登録後は一字一句逃さずにしっかり学んでくださいね。

※携帯やiCloudは到達しません。Gmail/ヤフー/プロバイダーメールをご使用ください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。