音読協会

英語絵本の読み聞かせの効果とは?音読協会で私が学んだこと①

こんにちは、トコです。

今回は、絵本の読み聞かせが、子どもの英語習得にどれほどいいのか、読み聞かせの効果やその理由についてお話していきます。

私は、2023年1月から音読協会の「バイリンガル読み聞かせインストラクター養成講座」を受講中ですが、

そこではおうち英語の効果ややり方なども含め、英語習得に関する事を、科学的、臨床的研究結果をもとに学んでいきます。

そこで読み聞かせがいかに大事か、言語習得にどれほど効果的か、という講義が非常に感慨深く、

トコ
トコ
これまで日本語、英語にかかわらず読み聞かせを中心に育児をしてきてよかった!これからもずっと続けていこう。

と思ったので、講座で学んだことや、私が感じたこと、考えをシェアしていきます。

読み聞かせを軸に進めたおうち英語1年で、息子2人はどう変化した?

本格的におうち英語を始めて1年。

それまでも日本語絵本の読み聞かせを習慣にしていたこともあり、英語も絵本もスッと受け入れてくれ、毎日楽しく息子2人に読み聞かせを続けています。

この1年で一人読みもできるようになった6歳の長男。

最近読み聞かせしたDr.Seussの「Green Eggs and Ham」の絵本をリビングで1人読みしていたのが以下の動画です↓

韻を踏むことを楽しむことができる、この有名なDr.Seussの絵本は、アメリカに住んでいる姉が前に送ってくれて、その時、数回読み聞かせをしたまま埃をかぶってました。

なぜなら、私に絵本に関する知識があまりなく、韻を踏むことの意味や面白さを理解していなかったので、当時はあまり上手く読めず、その面白さを子どもたちにも伝えることができなかったんです。

でも今年に入り、音読協会のインストラクター養成講座の中で、英語絵本に関する講座を受け、英語絵本の奥深さを学んでいるので、最近久々に読み聞かせてみたんです。

すると、特に長男の食いつきが違い、リビングにしれっと置いていると自分で音読を始めていました。

トコ
トコ
長男の年齢も関係するとは思いますが、読む側の私の知識が増え、絵本の良さを引き出しながら読み聞かせができていたのかな、と思っています。

最近は、「子どもに絵本を読ませよう、英語の力をつけさせよう」という親の意図は二の次にして、いい絵本をたくさん読み聞かせて絵本の楽しさを味わってもらおう、と思いながら絵本選びをしています。

 

そのせいか、4歳になった次男も、最近文字に興味を持ち、英語絵本の暗唱音読をまたするようになりました。

Eric Carleの「Polar Bear, Polar Bear, What do you Hear?」は歌いながらあっという間に音読できるようになりました。

次男のお気に入りです↓

これも、絵本の読み聞かせを軸にこの一年おうち英語を進めてきたおかげかな、と思っています。

英語絵本読み聞かせの効果2つ

まず、絵本の読み聞かせの具体的な効果についてですが、

日本語でも英語でも親が幼少期に絵本を読み聞かせることがいい、というのは色んなところで言われていますよね。

でも、おうち英語においてはどうしても動画を見せたり、音声かけ流しをずっとBGMのように流すことも多いと思います。

日本の環境で英語を習得させるにはそれらは必要なことですし、上手く利用することで英語力UPに繋がります。

一方で、動画や音声かけ流しでは決して得られない、絵本の読み聞かせの効果、というものがあります。

読み聞かせることでどんな効果が期待できるのか。

それは

  1. 良質なインプットが確保できる
  2. 読み聞かせを続けるとすごい語彙数が獲得できる

の2点です。

それぞれ詳しく見ていきます。

良質なインプットが確保できる

言語の習得には、まず大量のインプットが必要なのは今までお伝えしてきました。

ここではまず、週1回の英会話レッスンと、おうち英語で毎日英語に触れた場合のインプットの質を比較してみたいと思います。

英会話レッスンでは、週に1回、数名〜5、6名のお友達と一緒にネイティブ講師や日本人講師が行いますよね。

おそらくレッスンの間に、1冊や2冊、先生がみんなに向けて英語絵本の読み聞かせをする時間もあるのではないかと思います。

先生なので、確かなネイティブの発音でナチュラルな読み聞かせで効果が高い、と思いがちですが、でもそれはあくまでも、1対大勢です。

そしてその間に子どもが発話することも少なければ、同じ絵本を何度も何度も繰り返し読むことはおそらくないですよね。

 

一方、おうち英語で、例えば毎日ママと30分〜1時間英語に触れる中で、絵本を1、2冊読むことを習慣にしたとします。

もちろんママはネイティブの発音ではないし、かっこいい読み方はできないかもしれません。

でもそれは、ママ1人に対して、子ども1人。あるいは兄弟がいたら2人、3人。

そして何度も何度も同じ絵本を繰り返し読んだり、その内容について話したり、感想を言い合ったりしながら進めることができます。

このおうちでの読み聞かせは、1対大勢の週1の英会話レッスンと比べて、はるかにインプットの質がいいんです。

子どもの言語習得に大きな成果が期待できます。

ですので、

英子さん
英子さん
うちは英会話スクールに通っているから、家では宿題をさせるだけ

と思わず、本当に効果を出すためには、毎日1冊でもいいからお家で読み聞かせを行うことをおすすめします。

むしろ宿題を嫌がるのであれば、毎日1冊でもママが読み聞かせをすることで、宿題に自ら取り組む姿勢を作ることもできるかもしれません。

読み聞かせを続けるとすごい語彙数が獲得できる

次に、おうち英語をする中で、絵本を読み聞かせを少しでも毎日取り入れた場合と、取り入れない場合とでは、5年後、6年後、獲得できる語彙数に大きな違いが出てきます。

例えば毎日おうち英語1時間ほど実施し、その中で読み聞かせを毎日10分でも積極的に取り入れていくと、6年間で獲得できる語彙数は、少なくとも500語以上

10年間では、3500語近くも獲得していることになります。

これは高校卒業レベルの語彙数です。

トコ
トコ
大学受験に必要な単語数が最低4,000といわれている中で、それに近い語彙数を獲得できているわけです。

そして高校生が単語帳で何度も反復しながら苦労して覚えるのではなく、読み聞かせでは、長い年月をかけて、絵本から楽しく学ぶことができます。

そしてそうやって絵本から学んで体に染み付いていった語彙は、単語帳で一気に覚えていくよりも断然定着度が高いのはいうまでもありませんよね。

単語帳で覚えたものは、テストが終了して、やらなくなった途端、一気に忘れていくんです。

でも小さい時に絵本で覚えた語彙は、その後も英語をやめない限り、そのほかの本や動画、日常会話などの場面で何度も出くわすことで、定着していきます。

このように、絵本の読み聞かせを毎日取り入れることで、良質なインプットを確保できるだけでなく、言語習得に必要な語彙数を自然と効果的に獲得することができます。

語彙数の獲得は、言語能力には必須です。

なぜなら読解力にもつながるし、さらに会話力にもつながるからです。

トコ
トコ
お子さんに「英語を話せるようになってほしい!」と考えるならば、まずは語彙力をつけるためにも読み聞かせがとってもおすすめです。

絵本の読み聞かせが絶対オススメな理由4つ

次に、おうち英語を進めていく中で、英語絵本の読み聞かせをおススメする理由を4つお伝えしていきます。

それは、

  1. 英語を英語のまま理解できるようになる
  2. 会話だけでは得られない学習言語能力が身に付く
  3. 外国の文化や思考、歴史に楽しみながら触れることができる
  4. 親子のコミュニケーション、スキンシップが取れる

それぞれ詳しく説明していきます。

英語を英語のまま理解できるようになる

まずは、絵本の読み聞かせでは、子どもは絵を見ながら、それに対応するママの声を聞くことになるので、頭の中で絵とが音(声)が一致してきます。

そしてだんだん文字を覚えていくと、絵と文字が一致していくんです。

それを何度も何度も繰り返すことで、日本語の説明や訳を介さずに、内容を理解できるようになります。

そうすると、頭の中で、英語を英語のまま理解できるようになるんです。

文法に関しても、SVOCや時制など、文法をわざわざルールとして日本語で学ばずとも、自然と文脈から語順やパターンで理解できるようになります。

絵があることで、理解しやすくなるので、それが可能になるんですね。

幼少期のおうち英語に限らず、このような文の理解の仕方を、英語学習の初期段階で習慣づけることは非常に大事です。

私自身が英語を始めたのは中学ですが、その時から文法の授業は一切聞かずに、英語の本を読んだり、音楽を聴いたりすることで。英語を英語のまま理解するように心がけました。

英語を理解する時に、日本語を間に入れてしまうと、それが普通になってしまうので、それがダメだと思っていたからです。

もし学校の授業をメインに日本語の文法説明を聞きながら英語を学習していたら、絶対英語は習得できなかっただろうと確信しています。

トコ
トコ
そして幼少期のおうち英語では、「絵本」から始められるので、子どもに言語習得の意思がなくても、視覚的に理解したり、ママの声と表情、身振り手振りなどで英語を英語のまま理解することが可能になるんですね。

おうち英語では、「楽しみながら」を必ず意識しながら進めていくことが上手く続けるコツです。

会話だけでは得られない学習言語能力が身に付く

英語を小さい時から習わせていると、オンライン英会話やネイティブ講師とのレッスンで

「What’s your favorite food?」

「What did you do today?」

などの会話文を重点的に習うことが多いですよね。

それらに1文、2文のちゃんとした文章で答えられることが「英語ができる!」と思いがちです。

でも実際、それでは本当の言語能力とは言えません。

大量の文章を読み解いたり、仕事で英語を使ってやり取りをしようと思うと、そんな簡単な会話だけではとてもじゃないですが、英語が使える、とは言い難いですよね。

トコ
トコ
大事なのは、会話する中身であり理解する力でもあります。

そういった力を伸ばすには、本をたくさん読み、読解力、語彙力などを伸ばしていくことが重要なんですね。

英語も日本語と同じです。

日本語の絵本を読み聞かせするのも、会話力を養う要素もありますが、それだけではないですよね。むしろ、絵本を通じて、子どもの想像力を駆り立てたり、知らない世界に導いたり、集中力、語彙力、処理能力、感受性などを養うことができます。

おうち英語で本当に意味のある英語の言語能力をつけたい、と思うなら、絵本の読み聞かせを軸に進めていくのをお勧めします。

前述で、絵本の読み聞かせを10年続けると少なくとも3500の語彙を獲得できる、といいましたが、実際はそれ以上だと言われています。

そして絵本は、耳で聞きながら情景を思い浮かべ、主人公の気持ちを考えたりすることで、子どもの想像力や感性が刺激されます。

絵本の読み聞かせによって得られるもの思っている以上に多いということがわかりますよね。

幼少期に英語を始めるのは、子どもの意思ではありません。

私もそうですが、親の意思であり、親がこうなってほしい、と希望して始めるものですから、子どもに強要する形で進めては絶対子どもにとって良くないし、効果も出ません。

トコ
トコ
でも絵本の読み聞かせを親が毎日プレゼントする形で進めていくと、子どもの生きる世界を広げることになり、決して子どもにとって嫌なことではないし、むしろ楽しい時間になるはずですよね。

外国の文化や思考、歴史に楽しみながら触れることができる

次に、英語絵本を通じて、外国の文化や思考、歴史を楽しみながら触れることができる、というのも読み聞かせのいい点の一つです。

英語圏ならではの文化、例えは、HalloweenやEaster、Thanksgivingなどは日本語の絵本より圧倒的に英語の方が種類も豊富で、中身も深いです。

歴史的背景や成り立ちなんかも楽しく絵を通じて学ぶことができるんです。

また、外国の絵本作家、イラストレーターは、日本人と違う感性や色彩感覚を持っている人が多いので、日本語の絵本では味わえない絵本の世界を楽しむことができます。

例えば、The Very Hungry Caterpillar(はらぺこあおむし)で有名なエリックカールさんの絵本。

彼の作品に登場する動物は、カラフルな青虫や紫色の猫、青い馬など、日本人にはない色彩感覚で読む人を魅了します。

そういった感性を絵本を通じて体感することができるのも絵本の読み聞かせをお勧めする理由の一つです。

英語、という言語を学ぶだけではなく、英語を使う国や人々の文化や感性を絵本を通じて間接的に体感することができるんですね。

親子のコミュニケーション、スキンシップが取れる

最後に、絵本の読み聞かせで私が1番感じているメリットは、親子のコミュニケーション、スキンシップが取れるというです。

私は、毎晩寝る前に日本語の絵本を読み聞かせることを子どもが生まれてからずっと習慣にしてきました。

トコ
トコ
たった5分や10分の時間ですが、毎日、私を真ん中にして川の字になり、1つの絵本を子どもたちとシェアしながら絵本の世界を一緒に楽しむ。こんなに幸せな時間はありません。

絵本をそうやって読んでいるときは、日中の子育てのイライラや育児疲れなどが吹っ飛んでしまうほど。

子どもたちも、普段は2人でいると喧嘩せずにはいられないのが、絵本の時間になるとスッと穏やかで優しい雰囲気になれるようです。

親子の距離も近くてスキンシップもでき、絵本によって自然と会話が生まれ、お互いに満たされた気持ちになるのかもしれません。

言語が変わっても同じ。

我が家は、子どもが3歳と5歳になってから英語の絵本も読み聞かせするようになって、さらにその良さを感じるようになりました。

一般的には、おうち英語を取り入れるのが遅いと思われる年齢。

でも2人の息子を英語大好きにすることができたのも、絵本の時間を大切にしてきたことがその要因の一つだと考えています。

トコ
トコ
うちは特に2人とも男の子というのもあり、この絵本の時間を大事にしたいな、と思っています。いずれ「読み聞かせなんてもういい、自分で読む」と言われるはずですから、それまでは出来る限り続けていきたいと思っています。

まとめ

英語絵本の読み聞かせは少しハードルが高いと感じる人がいるかもしれません。

でも難しいと感じている人にこそ、おうち英語を進めていく上で、絵本の読み聞かせにチャレンジしてほしいと思います。

なぜならその効果と良さは計り知れないものがあり、英語に関係なく、育児全般にプラスになることが多いから。

子どもの心の豊かを育て、そしていずれ子どもを本好きにさせることもできる絵本の読み聞かせ。

いきなり難しい絵本は誰でも読めないですし、2語、3語の簡単なものから少しずつ子どもと一緒に字数が多いもの、ストーリー性のあるものへとレベルアップしていくのがおすすめです。

でも自分の子どもに、どんなレベルのどんな絵本を読み聞かせたらいいのかわからない、どうやって読み聞かせをしたらいいのか知りたい、という方も多いかもしれません。

そんな方のために、今後音読協会の講座を実施していきますので、楽しみにしていてください。

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その中で1番効果的だと感じてきたのが、「ママの絵本読み聞かせ」と「ママの英語での語りかけ」。

この2つは、英語が得意なママでないと、なかなかハードルが高いと思いがち。

でも英語が苦手で日本語英語の発音のママであっても諦めないでください。

大事なのは「ママ」が絵本を読み、「ママ」が語りかけることに最大の意義があるんです。

なぜなら、子どもは基本的にママが大好きで、ママの言葉、仕草、行動、全てに大きく影響を受けるから。

ただし、

・親が持つべきマインドとアプローチの仕方
・絵本、動画、かけ流し、語りかけの取り入れ方

これにはコツがあります。

親が正しい知識を持ち、一つ一つ効率的に行えば必ずあなたのお子さんも英語を自由に使えるようになります。

おうち英語だからこそ、ママだからこそ、幼少期の英語習得は上手くいく

そう確信しています。

そこで私自身の失敗談や成功体験全てを詰めて、息子たちが自由に英語を使えるようになった方法をメルマガで公開することにしました。

ちなみに、高校教師として経験してきた中で考える学校教育の話や、様々なおうち英語業界の裏の話までしているメルマガとなっています。

子どもの英語教育の表も裏も知ることで、よりクリアな視点でおうち英語を捉え、納得した上で実践してもらえるはずです。

私でしか知らない情報が詰まっているので、登録後は一字一句逃さずにしっかり学んでくださいね。

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