こんにちは、トコです。
みなさん、オンライン英会話で悩んでいませんか?
私もこれまで息子たちに合うオンライン英会話探しに、さんざん苦労してきました。
そしてかなりたくさんの体験レッスンと、入会・退会を繰り返してきました。
でもそもそも、オンライン英会話っていつが始めどき?何歳から始めるべきなの?
という、スクール選び以前に考えるべき疑問について考察してみました。
今回は、我が家の息子2人の体験をシェアしながら、音読協会で学んだこと、そしてたどり着いた「最適なオンライン英会話の始めどき」についてお話ししたいと思います。
オンライン英会話探しに悩めるおうち英語ママに、少しでもヒントになれば嬉しいです。
目次
オンライン英会話のメリット、デメリット
一般の英会話教室と比べたとき、オンライン英会話スクールのメリットは、
- 送迎が不要
- 低価格
- 1対1、あるいは少人数
- 英語力UPの効果大
- 英会話だけでなく、他教科を英語で受講することも可能
と言いとこづくし。
ということで私もこのブログでその良さを強調してきました。
一方、自分自身がこの1年で子どもに経験させてきて、いくつかデメリットも感じてきたのも事実。
それは、
- 膨大な数のスクールの中から我が子に合うものを選定しなければならない
- ネイティブ、ノンテイティブで価格が大きく違う
- 予約を取るのが大変なことがある
- 椅子に30分弱じっと座って受けられることが最低条件
- 子どものモチベーションを保つのが大変
- 1つのスクールにおいても親が最適なコースやテキストを見極めなければならない
など、上げてみると、結構たくさんあります。
これらは、私がこれまで接してきたおうち英語仲間の人たちからもよく聞く悩み。
生身の人間が、子どもの反応やその時の機嫌をみながら展開する英会話教室との大きな違いと言えると思います。
あくまでもパソコンの画面でのやり取りですからね。
そして受けるのは、中高生や大人ではなく、幼少期の子ども。
これらのデメリットを克服し、メリットを最大限に活かすには、
「始めどき」の見極めが大事。
その始めどきを間違えると、デメリットがメリットを大きく上回り、上手くいかないことが多いんです。
始めどきのポイントは2つ。
それはズバリ、年齢とインプット量。
一つ一つについて我が家の体験をもとに説明していきます。
始めどきのポイント1:子どもの年齢
まず押さえるべき1つ目のポイントは、子どもの年齢です。
おうち英語は家でできるからこそ、0、1歳、あるいは妊娠中から始めてる、なんてママもいるんじゃないでしょうか。
そしてオンライン英会話を検討し始めるのが多いのが、2、3歳。
2、3歳はまだまだ早い理由
そしてオンライン英会話の情報収集、というのもよく聞きます。
でも、先ほども言ったように、オンライン英会話は、画面でのレッスンです。
幼児と言われる2、3歳には、まだまだ早すぎます。
この年齢は日本語育児でも大変な時期。イヤイヤ期絶頂期です。
(※ちなみに、欧米でも「魔の2歳児(terrible two)」「悪魔の3歳(horrible three)」と言われています。)
そんな時期に、30分弱もじっと画面の前に座って英語で話ししてみて、なんて酷すぎます。
例え10分でもじっとできないのがこの年齢。
こんな偉そうなことを言っている私も、3歳でおうち英語を始めた次男に、4歳前くらいで体験させていた張本人。
いくつかのオンラインスクールの体験レッスンを受けた後、数ヶ月、継続してみたこともあります。
でももちろん、うまくいきませんでした。
じっと座ることもまだまだ難しい。
逃走して画面から消えることも。
そして先生の問いかけを理解しているにも関わらず、全く反応を示さなかったり、ダンマリすることがほとんど。
画面でゲームやお絵描きをしながら少し会話する、というレッスンも何回かしてみましたが、ただそれだけ。それ以上でもそれ以下でもない。
パソコンやタブレットを使えることに興味を示しているだけ、というのは今思うとはっきり分かります。
完全に親のエゴでしたね。
そしておうち英語に「無理やり」は効果が低いだけでなく、英語嫌いを作り出してしまう。
これも念頭に入れておかなければなりません。
英会話教室なら、幼稚園に入って始めて、楽しく通えているお子さんも多いかもしれません。
でもそれも「英語力UPの効果」に関しては疑問です。
ほとんどが歌やゲーム、挨拶、単語を覚えて終わり、というのが多いのではないでしょうか。
この大変な育児の時期に、日本語でも英語でもアウトプットを求める、ということ自体、難しいのではないか、と私は考えています。
ママやパパからのたっぷりの声かけ、スキンシップ、絵本の読み聞かせが、心の成長にも最も必要な時期なんです。
4、5歳も始めるには早めな理由
次に、幼稚園や保育園でも、ある程度座って先生の話を聞いていられる、4、5歳からならいいのでは?
と考える人も多いと思います。
一般的にも「天使の4歳(欧米でも”wonderful fours”)」と言われていますよね。
でも、4歳と5歳を甘くみるべからず😅
「4歳の壁」と言われることもある4歳は、自分でなんでもやりたがる反面、うまくできないと不貞腐れたり、反抗したり、癇癪を起こしたり。
我が家の次男が現在進行形でこの時期に入っています。
知恵がついてきて、頑固にもなり、反抗の仕方も2、3歳の時の「ダダをこねる」程度の可愛らしいレベルではありません。
一度言い出したら聞かない、なかなか機嫌が直らない、時に暴れる…。
みなさんの中にも体験されてる人もいるのではないでしょうか。
我が家の次男は、4歳前のオンライ体験失敗以降、早急すぎたと判断し、定期的・継続的には受けていません。
暇つぶし程度に、単発で楽しいお絵描きレッスンを受けたり、夏休みなどの短期に少しレッスンを受ける、というスタンスでいっています。
では、「5歳」はどうか。
これまた微妙な年齢なんですね。(※特にこの年齢は日本語でも英語でも名前もついていません。)
年長さんに当たる、5歳の時期は、人によっては、あるいは性別によってはうまくいくこともあると思います。
我が家の長男は5歳半くらいから色んなスクールの体験を受け、その後複数のスクールで継続受講しては退会、を繰り返しました。
でもどれもうまくいかなかったんです。
日本語でも家以外では寡黙で、人見知りの性格も影響しているかもしれません。
でも今振り返ってみても、それだけが原因ではなかった、と感じます。
年齢的に私の息子にはまだ少し早かったんです。
5歳というのは一般的に、社会性を身につけ、自分で考えて行動できるようになる時期、と言われます。
でもその反面、強制的にやらされるのを嫌がる年齢でもあります。
長男は、普段から何に関してもはっきりと「嫌」とや「やりたくない」とは言わない性格です。
でも無理をして知らず知らずのうちにストレスをためてしまい、爪を噛んだり、時には癇癪を起こす、なんてことも。
そんな成長の過渡期に、慣れない多言語でやり取りをするのは早かった、というのがうまくいかなかった1つの理由だと考えています。
結論として、「オンライン英会話を始めるのに最適な年齢は、早くても5歳以降、そして就学前後が適している」と考えています。小学校に入ってからでも十分。
私がインストラクターとして在籍している音読協会でも小学校以降のスタートを薦めています。
そして年齢的にも落ち着いて、週1、2回のレッスンを楽しく受けられるようになりました。
次に長男が5歳ではうまくいかなかった理由のもう1つ、それが次に述べる、これまでのインプット量なんです。
始めどきのポイント2:これまでのインプット量
結構この点が抜けてしまっている親御さんが多いように思います。
我が家も例外ではありません。
我が家の失敗から学んだこと
長男も次男も、おうち英語で軌道に乗ってきたからといって、まだまだインプットの時期なのに、オンライン英会話でアウトプットさせようと必死でした💦
耳からも目からも十分なインプットがされていない状態では、オンラインで何を言われても理解ができなかったり、言葉が出てこなかったりするのは当然。
知らない、聞いたことがない、ことを発話することは不可能です。
そして分からなければ、面白くない。
当然です。
大人だって同じですよね。
習い始めた新しい言語について、いきなり画面上で知らない人と会話して、と言われても不安になるだけ。ましてや子どもにとっては、すごいストレスになります。
そして我が家の息子たちのように、日本語であっても普段からペラペラとおしゃべりする性格ではない場合、「会話することを強制する」ことはいい結果を生まない。(じっくり考えるタイプですが、決して中身が育っていないわけではない、とは信じてます😅)
実際、失敗だったときの息子たちの様子といえば、
- 先生に聞かれても黙り込む、あるいはモジモジ
- 近くにいるママに助けを求める
- やる気を見せない
- 答えたくないから答えない
という悪の連鎖💦
普段は私とある程度英語で会話のキャッチボールができるようになっていても、いざオンラインレッスンになると、こんな感じだったんです。
そうすると、普段の様子を知る親としては、
などとあれこれ考えて悩んでしまうんです⇦1年前の私がコレ💦
もちろん、教材も先生も合う合わないはあります。
それを探るためにあらゆるスクールを試し、子どもに合うものを探すことも必要かもしれません。
でもそもそもインプットが足りてない、ここに問題の根本があることが多いんです。
では、オンライン英会話でアウトプットするまでに行うべき、十分なインプットって具体的にはどれくらいなのか。
具体的な数値でお伝えしていきます。
最低2500時間インプットしてから
結論から言うと、
最低でも2500時間以上、質の良いインプットをおこなってからオンライン英会話は始めるべし。
これは音読協会が導き出した一つの目安でもあり、私自身の経験からも身をもって感じてきたことです。
子どもよっても違うし、親御さんの英語力、おうち英語環境によってももちろん前後します。
ただ、例えどんなに質の良いインプットをしてきたとしても、この「2500時間」というインプット量以下では、オンライン英会話がうまくいく確率は低い。
これよりかなり前に始めてしまうと、いくら年齢が達していても
- 先生の言ってることがわからない
- 会話が続かない
- 楽しくない
という結果になる可能性が高い。
年齢、プラスこのインプット量が必要条件なんです。
2500時間というと、毎日2時間インプットをしたとしても3年半ほどかかります。
1日1時間であれば、7年。
もちろん、2500時間といっても、「音声の掛け流し」や「動画視聴」だけでは、思うような結果にはつながりません。同じ2500時間でも、質が大事なのは言わずもがな。
「読み聞かせやママの語りかけなどを、効果的に取り入れておこなった2500時間」と考えてください。
そもそも言語の習得に必要なインプット時間数には諸説あります。
何が正しいかは一概には言えませんが、一般的に言われるのが2000〜3000時間。
言語の土台が出来上がるのが大体この辺。
この土台があってやっとオンライン英会話などでアウトプットをスムーズに、そして効果的に進めていくことができるんです。
そこからが言語を学ぶの面白さが加速するところ。
英語を通して他教科を学んだり、他国の人と交流したりすることができるようになり、どんどん世界が広がっていくはずです。
そうでなければ、単なるペラペラキッズを早急に育てるために、親も子も、もがき苦しむことになりますから😅
会話能力と学習言語能力
日常生活に必要なコミュニケーション能力、いわゆる英会話にあたるのが、言語習得における「会話能力」あるいは「生活言語能力」。
この会話能力があると、オンライン英会話でもペラペラと話せて格好良く見えるかもしれません。
スクールによっては、日本人講師で日本語のサポートが得られたり、ごくごく簡単な会話をするものもあります。
でも私個人の意見では、日本語のサポート有りで、挨拶や簡単な会話、つまり会話能力を幼児期に頑張ってさせることに意味はない、と思います。
なぜなら、およそ2年で身に付くとも言われる「会話能力」は、習得が早い分、すぐに落ちやすい。
日本で生活している限り、この会話能力を幼少期から必死に育てても、使わなくなればすぐ忘れてしまうんです。
大人になっても同じように、使わなくなるとすぐに言語って使えなくなりますよね。
子どもだとこれが特に顕著に現れます。おうち英語ってそもそも自分の意思で子どもは始めてませんからね。
親が気を抜くとすぐに落ちてしまう力。
「子どもには日常英会話ができるようになれば〜」と望んで英会話スクールに通わせる親御さんは多いですが、この日常会話、というのが結構くせものなんです。
おうち英語では比較的この力はつけやすいですが、キープするのが難しい。
一方、学習活動や、授業などによって獲得される、抽象語彙や概念的、論理的思考に必要な言語能力が、「学習言語能力」。
この学習言語能力は、5〜7年も身につけるのに時間がかかると言われていますが、一度身につけると落ちにくく、キープしやすいとも言われています。
おうち英語で、この学習言語能力をつけるために有効なのが、ズバリ、
絵本の読み聞かせからの一人読み。
絵本を軸におうち英語を進めることのメリットは、読み聞かせをしている段階では「会話能力」を伸ばすことができ、その後、一人読みに移行してからどんどん「学習言語能力」を伸ばすことができる、ということです。
「学習」としてこの学習言語能力を身につけるのではなく、「本から」、楽しく身につけられるなんて素晴らしいですよね。
普段の日常生活において「絶対不可欠」でない英語を、日本にいながら家で子どもに身につけさせるおうち英語。
これを上手くいかせるには、英語の「会話能力」ではなく最終的に「学習言語能力」を育てる、という目標を親がもつ。これが必要ではないか、と私は考えています。
そうすれば、焦ってオンライン英会話を始めて子どもに押し付けたりせず、心にゆとりをもって楽しく絵本や語りかけを続けられるのではないかと思うんです。
子どもがつまらなさそうにしている、話そうという気が見受けられない、と感じたら、それは早すぎるサインかも。
まとめ
おうち英語キッズがオンライン英会話でペラペラしゃべっている動画を見て、
「何でうちの子はダメなんだろう?」
「一体どのスクールだったらうまくいくんだろう?」
と悩んでいませんか?
そして原因を、スクール自体や子どもの性格・やる気だけに見出そうとしていませんか?
我が家も実際、おうち英語でうまくいき出したからという理由で、焦ってスクール選びに奔走し、失敗も経験してきました。
確かにスクールの質には様々なものがあり、始めるタイミングがきたら、親がしっかりといいスクール選びをしなければなりません。
でもそもそもそれ以前の、「年齢」と「インプット量」に問題があることが多い、と私は考えています。
過去の私も含め、悩んでいるおうち英語ママは、他の人のブログやSNSで紹介される子どもの、年齢、そしてそれまでのインプット量までしっかり理解せず、ただ断片を見ては影響されてしまっているんです。
焦っても仕方がありません。
そもそもおうち英語で英語を始めている時点で、すごく早くから子どもの英語教育を始めているんですから、焦る必要は全くありません。
間違ってもお子さんを責めたり、自分を責めたりすることはしないでください。
今一度、ご自分のお子さんの年齢とこれまでのおうち英語のインプット量を確認し、スタート、あるいは再スタートする時期を検討するのをおすすめします。
ちなみに始めるならば、我が家のイチオシは、米国発のオンライン英会話「OUTSCHOOL」です!
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この2つは、英語が得意なママでないと、なかなかハードルが高いと思いがち。
でも英語が苦手で日本語英語の発音のママであっても諦めないでください。
大事なのは「ママ」が絵本を読み、「ママ」が語りかけることに最大の意義があるんです。
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ただし、
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・絵本、動画、かけ流し、語りかけの取り入れ方
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親が正しい知識を持ち、一つ一つ効率的に行えば必ずあなたのお子さんも英語を自由に使えるようになります。
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そう確信しています。
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私でしか知らない情報が詰まっているので、登録後は一字一句逃さずにしっかり学んでくださいね。
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メールアドレス入力するのみです。
お子さんと共に成長できるバイリンガルへの道へ、是非一歩踏み出してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。